先日、富士山に興味があって アドバイスを・・・という意見をくださいました。
忘れないうちに、覚書きを残しておこうと思います。(日帰り登山対象)
ご来光 目的の方は 宿泊必須なので装備も作戦も異なります。
一般的には通行止め(雪シーズン)という形になりました。 が自己責任で登るのは可能です。
自分が登る際に 役立ったのは
富士登山オフィシャルサイトこちらで 装備・ ルート・ 気象情報・ マイカー規制等いろいろと情報が得られます。
4つのルートがありますが、自分は
・ 5合目でも神社巡りが出来る
・ メジャーである(距離・勾配も中間)
事から 富士吉田5合目からの登山に決めました。
街中では 37度の気温でも 5合目の時点で朝はひんやりとしています。
頂上の気温が安易に予想できたので( HPでは朝0度 ) 急遽冬服を着て登りました。
< 携帯品 >
・ リュック :ドイターの18ℓ(15〜20ℓ位で十分)ハイドロパックも装備
・ トレッキングポール2本 :LEKI製 5合目で金剛杖など早朝でも買えますが、エルゴグリップ、ストラップ有、下りは2本がベストな感じがしました。
( 安価な物で緩んでしまう物もあるので 事前にスポーツ店でチェック済 )
登りで 岩も登るので手をつく可能性がある故、ストラップがついてると便利。
・ ハット : キャップも用意してましたが、道中かなりの突風がある事、後頭部を日差しから守る事を考えて あごひも必須のハットが◎
・ 靴 : トレッキングシューズ 底が厚くて頑丈なもの。 靴下は厚手の物。
( 下りの砂利道で靴に砂が入ってくるので、スパッツの利用は◎、 僕はスパッツはかさばるので 事前に¥100均で腕サポーターを買い 靴と足首を覆いました )
・ レインウェア : 自転車でつかっている 激軽レインウェア。 始めからレインウェアのみ着て登山。
雨はもちろん 雲の中を歩くので 水分が(汗も)付き 気温が下がる度 体温も下がってしまうので必須。
値段もピンからキリまであり、ゴアテックスの物は撥水・ムレもありませんが、その分高価で、手入れも大変等デメリットもあります。 各社独自開発している撥水性が高く 汗などは外に逃がす構造の物なら安くても十分。
僕は冬服に切り替えましたが モコモコしておらず 薄手の( 防風も+ )アウターを着て登りました。
5合目も涼しかったので 着替えはしなくて済みました。
僕の場合、頂上での滞在時間が短かったのでこの装備で済みましたが、お鉢巡り・休憩等 滞在が長くなる場合 9時位でも 3〜4度位あるので プラスで防寒着を携行しても良いと思います。
・ インナー : スポーツウェアでメッシュ状の通気性の良い物の上から 長袖スキンズを重ね着。
汗は掻くので 外に蒸発しやすい機能は必須。
・ グローブ または 軍手 : 7合目前後は岩壁を 登るような感じの所が多々あり 手をついてしまったり、手で登ったりと言う事があるので、 安全と防寒の意味でこれも必須。 自分は自転車の物を流用。
・ 小銭 : 飲食物は高いうえ(倍以上の値段)、トイレのチップも 100〜300円程度。
ご朱印は 1000円もします。 ちょっと多めに持っていくのも良いかもしれません。
・ 飲食物 (ゴミが出る場合 それを入れるゴミ袋も準備)
・ アミノ酸系スポーツドリンク 500ml X 2本 をハイドロパックへ
・ 薄味のついた水( 自分は脱水防止重視 )ハンガーノック防止のため高カロリーの物は◎
・ ウィダー系の高カロリーゼリー飲料 2個 ( 消化・ ハンガーノック防止)
・ スニッカーズ 2本 (かさ ばらずに 空腹を満たす )
・ 飴( 糖はすぐにエネルギーに代わるので )を定期的に舐めながら。
登山開始前に おにぎりを1個食べてます。 炭水化物はエネルギーになるのに 30分〜1時間かかりますので 本格的に登り始める頃から 力を発揮します。
基本 食べ過ぎ・一気食い( 飲み )は消化しきれない分が 便意をもよおしてしまうので 道中もチビチビ食べて( 飲んで )行きます。 結果 個人差有れど 1度もトイレ利用はありませんでした。
結局水は ハイドロパックのみ利用で、少し残ってたので 自分の場合 1ℓは必要なかったです。
食料は 全部食べました。 あと1・2品 何か持って行っても良いかも・・・と思いました。
・ カメラ : 1眼レフを持って行きたかったのですが、当然重いです。 今回はコンデジで我慢。
・ タオル : 汗をすぐ拭けるように 首に巻いていきました。
7合目過ぎると ちょっと苦しくなってきます。 疲れもあると思いますが 酸素が薄くなっている事が
大きな要因と思われます。 9合目を過ぎると数歩 歩いて休んで、という登山者も急に増えてきます。
張り切ると 息が上がるのでマイペースで 苦しくなったら その場で深呼吸し空気を取り込むと すぐに改善されます。 頂上までこれの繰り返し。
帰りの下山道は ひたすら 砂利の九十九折。 段差がない上に、砂粒〜拳大の石がランダムに無数に転がっているので、幾度となくスリップしてしまいます。
駆け足状態になってしまうと( 止まらない )、足に負担がかかる事・転倒のリスクが上がるので トレッキングポールで支え・減速しながら下るのが良いと思います。
1歩1歩 スリップを膝で堪えながら下るので かなり膝にきます。 膝に痛みが来たら 休みながら行ってもよ良いでしょう。
長文になってしまいましたが、気付きを挙げました。
一登山者の意見として参考程度に。